冴えない会社員の育て方

How to Raise a Boring Office Worker

リコリス・リコイルのエンディング曲「花の塔」の考察

リコリス・リコイル (Lycoris Recoil) のエンディング曲「花の塔」が好きすぎて毎日何回も聴いています。ここまで心に刺さった曲は久しぶり( ;  ; )

歌詞

君が持ってきた漫画

くれた知らない名前のお花

今日はまだ来ないかな?

初めての感情知ってしまった

窓に飾った絵画をなぞってひとりで宇宙を旅して

それだけでいいはずだったのに

君の手を握ってしまったら (Once I hold your hand)

孤独を知らないこの街には

もう二度と帰ってくることはできないのでしょう (I can't ever go back to the town where there's no lonely feeling)

君が手を差し伸べた (You reach out your hand)

光で影が生まれる (The light creates shadows)

歌って聞かせて この話の続き (Sing a song and let me hear how the story continues)

連れて行って見たことない星まで (Take me to the star that I've never seen before)

※「孤独を知らないこの街にはもう二度と帰ってくることはできないのでしょう」について

「君」の手を握る前は、君を想う感情を知らず、孤独を感じることもなかった(今までは孤独という感情を知らなかった)。「君」との関係の中で、「君」を想う気持ちが芽生えて、寂しさや孤独を知ってしまった。よって以前の孤独を知らない街、自分には帰れない。

「君」が手を差し伸べてくれることで、光が生まれ、逆に孤独という影も生まれた。

この歌の1番目は、たきなの千束への想いだと思いました。

歌詞の続き

誰の手も声も届かない

高く聳え立った塔の上へ

飛ばすフウセンカズラ

僕は君に笑って欲しいんだ

満たされない穴は惰性の会話や澄ましたポーズでこれまでは埋めてきたけど

退屈な日々を蹴散らして

君と二人でこの街中を泳げたら

それはどれだけ素敵なことでしょう?

出したことないほど大きな声でやっと君に伝わる

歪なくらいがさ きっとちょうどいいね

世界の端と端を結んで

※フウセンカズラの花言葉は「一緒に飛びたい」「自由な心」。

一緒に飛びたい、自由な心は、たきなが千束を過酷な運命から解放したいという願いかなぁと思います。また、出したことないほど大きな声とあるので、2番目の歌詞も普段はクールなたきな視点かなと思います。

歌詞の続き

窓に飾った絵画をなぞってひとりで宇宙を旅して

それだけでも不自由ないけど

僕は選んでみたいの

高鳴る心 謎だらけの空を

安全なループを今、書き換えて!

君の手を握ってしまったら

孤独を知らないこの街にはもう二度と

帰ってくることはできないのでしょう

いくらでも迷いながら光も影も見に行こう

歌って聞かせてこの話の続き

連れて行って見たことない星まで

世界の端と端を結んで

※いくらでも迷いながら光も影も見に行こう、のところ、楽しいや幸せな気持ちも、寂しさや孤独も受け入れていこうってこと。尊すぎて死ぬます。

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